こんにちは、オグです。JA東旭川様より、地域の皆さま向け広報誌「ひかり+(プラス)」のデザインを依頼いただき、1号目から担当させて頂いております。
(↑)表紙には毎号、地域の子どもたちの写真が用いられております。「ひかり」と「+」の2色は、号によって変えています。今回は少年のスキーウェアより色を取り入れました。また、プレゼントページなど、誌面の要所要所にJA東旭川の職員さんたちが登場しています。ロゴは私ではなくしげじぃ先輩のデザインで、私も気に入っています。
(↑)今号の特集のひとつです。食べ物に関する特集なので、青などの寒色系を使ってしまうとマイナスイメージを与えてしまいます。グリーン(JAなので)を基調色とし、ポイントに暖色系の赤を使うことであたかかみを出すと同時に、食の話題に合うようにしています。
「食育ってなに」のフォントは「プフ ピクニック」、中見出しの書体は「イワタ福まるご」です。最初は次ページで使っている「ヒラギノ丸ゴオールド」を合わせてみたのですが、ここではやわらかい「福まるご」のほうが合います。中見出しの先頭に付く花のような記号は、エミグレのフォント「Matrix II Ornaments」にあるものです。記号フォントはよく使います。
(↑)お客様から支給いただいたご飯の写真が、とても「映える」ものだったので、誌面の説得力が増しました(ありがとうございます)。右ページは情報が多く、囲みで分けるとかなりうるさい印象となってしまいます。なのでやわらかい色面で背景を分割することで情報を分けてみました。こういうときに限らず、「背景に色を敷きたいが全面に敷くと印象が強すぎる」という場合に色面分割は便利です。(あ、右ページの3カラムの先頭が他とズレてるのは2穴が入るからです)
一番大きなタイトルは「A1ゴシック」で、やや滲みのあるところが食べ物のシズル感を出しています。中見出しは「ヒラギノ丸ゴオールド」、和な場面に合いますね。
(↑)カラフルで賑やかなページとしました。このページに限らず「ひかり+」では、ポップで親しみやすいデザインにしています。過去の号でいちどシャープなデザインを提案したら、リテイクになってしまった経験も……。
また、今号では全体通して、本文にヒラギノUDフォントを使っています。
おにぎり総選挙以外は、毎号入る記事です。1号からのデザインをずっと踏襲しています(きこえの相談会、の部分は少しずつ変えているかな)。「おにぎり総選挙」は最初、写真とテキストを単調に配置していましたが、お客様からのアイディアで、表彰台のようなデザインとしたため、面白い見栄えになったと思います。
フォーマットが決まった広報誌ではなく、毎号ほぼ全ページデザインが変わるためなかなか大変ですが、それだけにとてもやりがいを感じており、「次号は前号より良くしよう!」という目標も抱いています。雑誌などを見て「これは次回のひかり+で採り入れよう」と思ったりすることもありますね。
バックナンバーは、JA東旭川公式ホームページにてPDFで閲覧できます。
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